casa CS
2019, Milan, Italy
ミラノにある180平方メートルのアパルタメントのリノベーション。施工前のこの家は用途別に部屋が細かく分かれ、陽の入りにくい暗い部屋もある時代遅れのプランニングでした。クライアント(子供が二人いる家族)は、広いキッチンのある明るい家を希望していたので、私達は、どの空間にも自然光を取り入れられるよう、廊下や仕切り壁を減らしていくことを目指して設計しました。
リビングエリアは、ひとつの大空間にすることで、一日中陽の光を感じることの出来るひときわ明るいエリアとなりました。キッチンとリビングは必要に応じてガラスのスライドドアで仕切ることが可能です。
マスターベッドルーム専用のバスルームでは、洗面台とシャワーゾーンにそれぞれある2つの窓からの自然光を、壁の上部にガラスをはめ込むことで、隣接するもう1つ(子供達用)バスルームにも届くようにしました。
また照明デザインにも力を入れました。リビングの天井に間接照明を設けたり、注文家具やニッチにLEDでライティングしたりしています。こうすることで空間がより豊かになり、夜間もさまざまな表情を楽しむことが出来ます。
“どの空間にも自然光を取り入れられるよう、廊下や仕切り壁を減らしていくことを目指して設計しました”